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外科

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疾患別症状と治療内容

胃がん

1)症状

おなかの痛み・不快感、胸やけ、吐き気、食欲不振、黒色便、体重減少(かなり進行しても無症状の場合も多い)

2)術前検査

胃内視鏡、胃透視、腹部超音波、CTスキャンなど。

3)治療

早期がんの一部は内科で内視鏡による治療を行っています。外科での主な術式は、胃の2/3程度を切り取る幽門側胃切除と胃全摘が中心です。腹腔鏡手術も今後積極的に行なう方針としています。(2016年に入ってからは今のところ全例腹腔鏡下切除となっています)

4)入院まで、および術後の経過

外科初診から手術まで…1-2週間程度
手術前日入院、術後3日目から食事開始、8-10日前後の入院期間。
食事量は1回当たり減りますが、分割摂取して補います。特に食べていけないものはありませんが、ダンピング症状には注意が必要です。がんの進行度合いによっては術後抗がん剤治療が必要となる場合もあります。

大腸がん

1)症状

血便、下痢と便秘の繰り返し、便が細い、お腹が張って便の残った感じ、貧血、体重減少など

2)検査

大腸内視鏡、注腸造影、腹部超音波、CTスキャンなど

3)治療

早期のがんは内科で内視鏡による治療を行っています。2015年後半からは、ほとんどの大腸癌症例を腹腔鏡手術で行うようになっています。


4)入院まで、および術後の経過

外科初診から手術まで…1-2週間程度
手術前日-2日前入院、術後2-3日目から食事開始、7-10日前後の入院期間。
直腸がんでは便の回数が増える場合がありますが、それ以外には食事内容など術前と変わるところはありません。がんの進行度合いによっては術後抗がん剤治療が必要となる場合もあります。

乳がん

1)症状

しこり、血性乳頭分泌。検診のマンモグラフィー(レントゲン)やエコーで乳がんが見つかることもあります。

2)検査

触診、マンモグラフィー(レントゲン)、乳腺エコー、MRI、針生検など。

3)治療

手術治療、化学療法(ホルモン治療、抗がん剤治療、分子標的治療薬等)、放射線治療等の組み合わせでの加療が必要となります。手術治療も乳房温存、リンパ節の郭清(切除)を省略する等の加療が主流となっています。腫瘍によって治療内容が異なってきますので、一人ひとりの患者さまとよく相談したうえで治療方針を決定しています。

4)入院まで、および術後の経過

外科初診から手術まで…1-2週間程度。先に外来で抗がん剤治療を行ってから手術になる場合もあります。 手術前日入院、術後3-5日の入院期間。外来で術後ホルモン剤や抗がん剤治療を行う場合があります。

肝胆膵悪性腫瘍

原発性肝がん、転移性肝がん、膵臓がん、胆道がん、に対しても、手術を中心とした集学的治療を積極的に行っています。

1)症状

原発性肝がん、転移性肝がん:ほとんどが無症状
膵臓がん:無症状、黄疸、痛み
胆道がん:無症状、黄疸、痛み
当院の消化器内科では積極的にこの領域の診断と治療に取り組んでいます。

2)検査

CT、MRI(MRCP)、腹部エコー、内視鏡的膵胆管造影など

3)治療

手術は肝切除、膵頭十二指腸切除、膵体尾部切除などの術式が行われます。2015年は合計で9例でした。

4)経過

それぞれの術式で異なってきますが、通常術後1-3週間の入院となります。

胆石

1)症状

もっとも多いのは右上腹部痛です。右の背中にかけての痛みが出ることもあります。食後になんとなく胃の辺りが重く痛むという症状で、胆石による慢性胆のう炎が見つかることもあります。発熱や黄疸は急性炎症であったり、胆管にまで結石が落ちている可能性があり、緊急処置が必要となる場合があります。

2)検査

腹部エコー、CT、MRI(MRCP)、などを行います。胆管結石が疑われる場合は消化器内科で内視鏡的膵胆管造影検査による治療が行われます。

3)治療

85%以上は腹腔鏡下胆嚢摘出で可能ですが、炎症の程度によっては開腹胆嚢摘出となります。

4)経過

腹腔鏡下胆嚢摘出は、術前日入院で、術後2-3泊で通常退院が可能です。胆嚢は摘出してもその後の生活に特別な変化はありません。今までどおり食事が可能です。

虫垂炎

1)症状

右下腹部痛、発熱、吐き気。はじめは他の部位の痛みや不快感など非特異的な症状ではじまることもあります。

2)検査

腹部エコー、CTなど

3)治療

軽い場合抗生剤治療で様子を見ることもあります。炎症が進んで腹膜炎を起こしたり膿がたまってしまった場合、原則緊急手術となります。半身麻酔で右下腹の創で虫垂切除を行う場合と全身麻酔で腹腔鏡下に行う場合があります。

4)経過

軽い場合術後2-3日で退院できます。症状に応じて入院日数も延びてしまいますが、通常は1週間程度までのことが多いです。通常退院後はすぐ日常生活に戻ることができます。食事の制限もありません。

そけいヘルニア(いわゆる脱腸)

1)症状

そけい部(またの付け根)が膨らみ、痛みや違和感があります。大人のヘルニアは自然に治ることはなく、症状の程度にもよりますが通常は手術が必要です。戻らなくなって腸が壊死すると緊急手術が必要となります。

2)検査

診察だけで何も画像検査は追加しない場合も多いですが、診断のためにエコーやCTを撮る事もあります。

3)治療

半身麻酔で鼠径部の皮膚を切開してヘルニアの袋をくくり、再発しないようにヘルニア用の人口メッシュを固定します。または全身麻酔で腹腔鏡下にメッシュを固定するやり方も行っています。両側や再発には腹腔鏡下手術のほうが有利と思います。

4)経過

手術当日か前日の入院です。退院は術後2日目のことが多いですが、人によっては前後します。退院後デスクワークはすぐに可能です。力仕事は1週間以上経ってからのほうがよいでしょう。

肛門疾患

1)症状

肛門の病気には主に下記の4つがあります。

痔核
俗に言ういぼ痔です。排便時の出血として最も頻度の高い疾患です。肛門の周囲の静脈がこぶのように腫れて出血する病気です。新鮮な赤い血が排便時に出ることが特徴です。大きくなると出て戻らないような状態で病院に来られます。

直腸脱
小さい物は全周性の痔核と似ていますが、大きくなると直腸粘膜が肛門の外に飛び出してきます。高齢で肛門が緩んできた方に見られます。

裂肛
俗にいう切れ痔です。便秘やかたい排便により肛門が切れた状態で出血します。痛みがあるのが特徴です。

痔瘻
肛門の周りに膿がたまった状態を肛門周囲膿瘍といいます。これに対して一旦切開排膿したあとトンネルのような形で肛門の周囲に膿が出る瘻孔を作ったものが痔瘻です。

2)検査

視診、直腸指診、肛門鏡を行います。痔瘻にはMRI検査も行います。

3)治療

痔核
軽いものは生活習慣の改善と外用薬でまず治療します。通常これだけで良くなりますが、大きくなったものや、出血を繰り返すものには痔核切除やPPH(痔核専用の器械を用いた手術)も行っています。

直腸脱
直超脱に対する術式はいろいろなものがあります。当院では腹腔鏡下直腸固定術も行っています。(動画リンク https://www.youtube.com/watch?v=vDA-gMrHHcs

裂肛
外用薬と排便習慣の改善で良くなります。

痔瘻
単純なものは瘻孔を開放するか、くり抜くかの手術が行われます。

4)経過

肛門疾患の治療は、腹腔鏡下直腸脱手術を除いて原則半身麻酔での手術となります。術後は2-7日程度の入院となります。日常生活にはすぐに戻れますが、排便時の痛みはしばらく続き、時間とともに軽快してきます。

下肢静脈瘤

1)症状

下肢静脈の蛇行、静脈が停滞することによる皮膚炎、下肢のだるさ、こむらがえり

2)検査

触診、エコー

3)治療

軽いものは弾力ストッキングで様子を見ます。症状が進んだものでは当院ではストリッピング手術という静脈を抜去する手術をしています。静脈の弁異常によって逆流することが静脈瘤の原因なので、その交通枝と静脈瘤を遮断します。

4)経過

前日か当日入院、腰椎麻酔で手術を行い、2-3日の入院です。退院後は走るなどの運動以外、日常生活はすぐに可能です。

肺疾患

当院では呼吸器疾患として、気胸、転移性肺腫瘍、胸膜生検 などを主に胸腔鏡によって治療しています。

1)症状

気胸:胸の痛み、違和感、呼吸困難

2)検査

胸部レントゲン、CT

3)治療

気胸に対しては入院して胸腔ドレナージを行います。気胸は「ブラ」といって肺が風船のように薄く膨らみ、そこが破裂するのが原因なので、ドレナージで一旦治っても後に再発する人は、胸腔鏡下にブラの切除を行います。転移性肺腫瘍は主に診断的意義の切除を行っています。

4)経過

通常胸腔鏡下手術は、5日から1週間程度の入院です。