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診療部 ― 泌尿器科

診療内容

診療内容

泌尿器科では次のような方の診察をします。

泌尿器科では、尿路悪性腫瘍・男性生殖器腫瘍・尿路結石症・尿路性器感染症・排尿障害・小児泌尿器疾患・性機能障害・慢性腎不全に対する診療を主に行っています。

主な診療内容・症状

尿路悪性腫瘍・男性生殖器腫瘍

前立腺がん

前立腺がんは男性特有の臓器である前立腺に発生するがんで、特有の症状は無く(前立腺肥大症と同じ症状または無症状),症状が出たときにはかなり進行している場合もあります。前立腺がんと前立腺肥大症は別の病気ですが2つが合併して起ることもあります。 日本では人口の高齢化、生活習慣の変化などから、近年増加しています(特に50歳以上の男性)。前立腺肥大症と同様の症状を呈するため前立腺肥大症の治療中も注意が必要です。
また腰痛の治療中前立腺がんによる骨転移が見つかることも有ります。適切な検査で早期に診断できれば根治が可能です

膀胱がん

主訴の大半は無症候性肉眼的血尿で、膀胱刺激症状や排尿困難が時に見られる(症候の15%)。特に、膀胱炎を想起させる膀胱刺激症状を訴え、膀胱炎の治療をしても症状が消失しない場合、上皮内癌の可能性があるため細胞診や膀胱鏡検査が必須です。上部尿路(腎盂・尿管)にも腫瘍がないかどうかをCTなどの検査で診断する必要あります。表在性の膀胱がんであれば、経尿道的手術が可能ですが、浸潤がんに対しては膀胱全摘手術が必要になります。

腎盂尿管がん

主訴は無症候性肉眼的血尿、または尿管腫瘍による尿路通過障害の水腎症で診断されることが多いです。膀胱がんと同様に膀胱鏡検査やCT検査などで病変の場所と治療範囲を決定する必要性があります。尿管鏡検査の腫瘍生検による病理診断ののちに、腹腔鏡手術による腎尿管全摘を行う必要があります。

腎臓がん

症状を伴わず、CTや超音波検査などの画像診断で偶然発見されるものが全体の約80%を占めます。ときに、血尿や側腹部または腰背部の痛みで発見されることもあります。治療は、腎機能の温存が可能であれば腹腔鏡下腎部分切除術を行いますが、合併症リスクや進行度によっては腹腔鏡下根治的腎摘除術を選択します。最近では、小径腎がんに対する局所療法が可能となっており、手術自体のリスクが大きいと考えられるときにもこれが選択されます。

良性疾患

尿路結石症

尿路結石の存在する(移動している)位置によって、痛みの場所が変わってきます。
一般的には、腰背部叩打痛といい背中から腰にかけての位置に腎疝痛発作があらわれます。
それは腰背部痛のほかに悪心、嘔吐、冷汗などといった症状も伴うことが多いです。

尿路結石罹患者の生活習慣と特徴

  • ①肥満傾向
  • ②運動不足
  • ③総タンパク質・動物性蛋白質・脂肪の摂取過多
  • ④カルシウム摂取量が少なく、牛乳の摂取量も少ない
  • ⑤野菜の摂取量も少ない
  • ⑥清涼飲料水が多い
  • ⑦夕食中心の食生活
  • ⑧夕食から就寝までの時間が短い。

これらの習慣があれば尿路結石に罹患する可能性が高くなります。

尿路性器感染症

急性膀胱炎、慢性膀胱炎、急性腎盂腎炎、慢性腎盂腎炎、急性前立腺炎、慢性前立腺炎、尿道炎(クラミジア・淋菌)、精巣上体炎など、多彩な症状を呈する疾患があります。感染経路や起因菌も様々であり、尿路感染の原因や基礎疾患などを正確に診断し適切な治療を行う必要性があります。CT検査や排尿障害の有無など泌尿器科専門医による診察が必要です。

排尿障害

前立腺肥大症・過活動膀胱・神経因性膀胱など

尿が途中で途切れたり、残尿感があったり、なかなか排尿が出来なかったり。または尿意があると間に合わなかったり、尿が漏れてしまったり、と様々な症状があります。排尿障害の症状とは、蓄尿障害(頻尿、尿意切迫、尿失禁)という尿を溜められない症状と、尿排出障害(排尿困難、排尿開始遅延、排尿時間延長) という尿を出せない症状があります。 その原因として男性では前立腺肥大症があり、また男女ともに過活動膀胱という病態があります。またさまざまな原因による膀胱の機能障害である神経因性膀胱と言われる疾患があります。

小児泌尿器疾患

小児の腎・尿路系疾患及び生殖器系疾患、すなわち尿路(腎臓、尿管、膀胱、尿道)および生殖器の先天性疾患の診療をおこないます。腎臓で作られた尿の通過障害として、先天性水腎症、膀胱尿管逆流、腎盂尿管移行部狭窄症、尿管瘤、尿道弁などがあります。また、停留精巣、陰嚢水腫、精索静脈瘤など精巣に関わる疾患や、手術治療が必要な尿道下裂、そして包茎、夜尿症など経過観察が必要な疾患もあります。これらについて適切な診断と治療方針の決定を行ないます。

腎不全外科

腎不全の治療は、尿毒症状を主とした腎不全による多くの症状を緩和することと腎臓の機能の一部を代替する透析治療が一つの柱になっています。①いま残存している腎機能をできるだけ温存する保存的治療、②自分のおなかの中にある腹膜を通して老廃物を除去する腹膜透析治療、③持続的に採血する血液をろ過装置に通して身体に戻す血液透析治療、④提供者からの腎臓を手術により体内に移植し免疫抑制療法でその腎機能を維持する腎臓移植があります。これらの治療方法から、個人個人の病状や環境に応じて最適な選択をおこないます

泌尿器科・腎センターにおける腎不全に関わる主な診療

  • ①血液透析の内シャント造設手術
  • ②腹膜透析のカテーテル留置手術
  • ③腎移植手術
  • ④免疫抑制療法
  • ⑤腎移植の相談

実績

手術症例数(年度) 2016年度
移植用腎採取術(鏡視下) 1
生体腎移植術 1
腹膜透析カテーテル留置 3
自己血管ブラッドアクセス造設術 20
腹腔鏡下副腎摘出術 2
腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 13
腹腔鏡下腎摘出術 2
開腹腎(尿管)悪性腫瘍手術 2
膀胱全摘・尿路変向術 3
経尿道的膀胱腫瘍切除術 48
前立腺全摘 9
経尿道的前立腺手術 12
体外衝撃波破砕術 40
経尿道的尿管砕石術 89
経尿道的膀胱結石砕石術 12
陰嚢水腫根治術 8
停留精巣固定術 11
精巣捻転手術 3
膀胱尿管逆流手術 4
尿道下裂形成手術 1

担当医表

時間 月曜 火曜 水曜 木曜 金曜
午前 川口 樋口 川口 新開(裕) 川口
午後 - 14時~17時
樋口
(1.3.5小児泌尿器)
(2,4前立腺外来)
- 14時~17時
長澤(2.4週)
-
午前 10時~
10時~
新開(康)
9時~
- 10時~
新開(康)
午後 14時~
14時~
新開(康)
14時~
- 14時~
新開(康)

医師・スタッフ紹介

副院長樋口 喜英

樋口 喜英

専門分野

泌尿器科全般、腹腔鏡手術、腫瘍、腎移植、小児泌尿器

資格など

  • 日本泌尿器科学会専門医・指導医
  • 日本移植学会認定医
  • 日本臨床腎移植学会腎移植認定医
  • 日本泌尿器内視鏡学会腹腔鏡技術認定医
  • ダ・ヴィンチサージカルシステム認定医
  • 兵庫医科大学学外臨床教育教授

部長川口 理作

川口 理作

専門分野

泌尿器科全般、尿路結石、排尿障害

資格など

  • 日本泌尿器科学会専門医
  • 兵庫医科大学学外臨床教育教授

医長楊 東益

楊 東益

専門分野

泌尿器科全般、尿路結石、排尿障害

資格など

  • 日本泌尿器科学会専門医
  • 日本がん治療認定医機構認定医
  • ダ・ヴィンチサージカルシステム認定医

専攻医新開 康弘

新開 康弘

専門分野

泌尿器科全般、排尿障害

非常勤野島 道生

専門分野

泌尿器科全般、腎移植血管外科

資格など

  • 日本泌尿器科学会専門医
  • 日本移植学会認定医
  • 日本臨床腎移植学会腎移植認定医
  • 兵庫医科大学臨床教授

非常勤長澤 誠司

専門分野

泌尿器科全般、排尿障害、腫瘍

資格など

  • 日本泌尿器科学会専門医