2021.06.28妊娠中・授乳中の新型コロナウィルスワクチン接種に関して
妊娠中・授乳中の新型コロナウィルスmRNAワクチンの安全性に関する確立したデータはまだありません。
現状では下記の考え方が一般的です。
●希望する妊婦および授乳婦はワクチンを接種できる
●現在の流行状況では、ワクチンを接種するメリットがリスクを上回る
●副反応は、妊婦および授乳婦とその他では差がない
●妊娠中の感染により、一部の妊婦は重症化しやすいとの報告がある
●現時点では、胎児や出生児や胎盤に毒性があるという報告はない
●ワクチン接種を受けた人が不妊になるという報告もない
最終的には個人の選択ですが、世界的に(日本を含む)妊娠12週以降の妊婦および授乳婦への新型コロナウィルスワクチン接種は推奨されています。
※ワクチン接種後も、マスクや手洗いなど感染予防は必要です。
参考リンク
日本産科婦人科学会(2021/06/17)
日本産科婦人科学会・日本産婦人科感染症学会(2021/05/12)
厚生労働省
妊娠と薬情報センター